
ダイヤモンド
家

少女 別珍にガラスピン

「散歩」 アルミニウム インク 2002
心の中にある抽象的な概念は、日々遭遇するあらゆる事物に陰影をあたえている。
世界が次々と表情を変えていくのはそのせいではないだろうか。
だから私たちは無意識のうちにせよ、一瞬未来を予想しなれければならない。
しかしそれはしばしば裏切られてしまう。
置き去りにされたような気持ち、もの悲しさ、時には新鮮な驚き。
ふと存在の不安さを感じて、もてあます。
不安定に揺れ動き、明滅し、収縮と拡散をくり返しながら広がる深い空間を写しているように思う。
私はこの空間に惹かれている。 Saori Miyake