西野詩織 展「Hi ME & YOU」Shiori Nishino

2003.7.24-8.5


すきとおっていたむねの中を
ぬりつぶして
かたくなって
じっとしていたら
したしげな顔で
「こんにちは」というので、
なんだか安心しそうになりました。

--Shiori Nishino


ギャラリ−コメント
陶板の白化粧釉を掻き落した、落書きの線のようなイメージは階段やヨットのようなもの、女の子、葉っぱなど。その上に家や「まるい」ようなものが配置されている形態が多く見られます。それらはほとんどが対をなしており「わたし」でもあり「あなた」でもあるのしょうか。 作家はあえて多くを語りません。作品も声高に何かを訴えるのでもありません。ひそやかに感じられるもの、それは向かい合い、呼び合い、意識する「あなた」と「わたし」の間の特別な糸のようです。物でも人でも、自分の意識次第で無数に見えてくる糸。シナプスのように繋がるその糸はか細いもの、頑丈なの、色もかたちも様々。一つ一つの繋がりが自分から360度に広がり、それによって「わたし」がかたち作られているような・・。彼女自身のピュアな人柄がそのままの、繊細な作品です。